Ruru saizeria.

変わってしまう何か変わり続ける何か

人間仮免中 とその『つづき。』

寝れないので文章を書きます。

最近読んだマンガの事です。

 

 卯月妙子さんの漫画「人間仮免中 つづき」を読みました。この本は「人間仮免中」の続編です。

 

人間仮免中

人間仮免中

 

 

あらすじ

 

統合失調症を患う漫画家の卯月妙子。20歳で結婚したが、夫の会社が倒産、借金返済のためにホステス、SMストリッパー、カルト系AV女優として働くが、その後夫は投身自殺。幼少の頃から悩まされていた統合失調症が悪化し、2004年には出演していたストリップ劇場のステージ上で自ら首を切り救急車で運ばれる。

入退院を繰り返しながらも、女優として舞台などで活動を続け、36歳にして卯月は25歳年上のボビーに出逢い恋をした。ケンカしながらも楽しい生活を送っていたある日、彼女は統合失調症を抑える投薬を怠り、歩道橋から真っ逆さまに飛び降りてしまう。

すべてを乗り越え愛し合うふたりの、奮闘する日々をユーモラスに描いたノンフィクション自伝エッセイ。(wikiから)

 

2012年にこの『人間仮免中』を読んでとてもつらかった。そして感動して、その思い出は私の中で面白いものになりました。卯月さんの病気の症状は私と似ていて、処方されている薬も似ています。この漫画を読めばうつ病統合失調症などに理解ができない人でも「少しはわかってもらえるかも」、と私は友人に薦めましたが感想は「いい本だった。ところで君は就職しないの?」という答えでした。

2016年にひっそりと(なんかひっそり出たよね)『人間仮免中 つづき』には誰もが忘れてしまう事が書いてありました。

生きている事というのは元々尊く、それを私たちは忘れてしまいがちで思い出そうと自分を痛めつけたり、怖い映画を見てみたり、遠くへ旅行したりして自分の存在と生きている尊さを少しでも思い出そうとします。そして自分を無理やり奮い立たせ、現実にかえっていきます。

『感覚』というものは皆で共有できたりしないものだと思います。しかし、卯月妙子さんの漫画には「ああ、この人が生きていてくれて良かった」と思える事と統合失調症の人が見ている世界の現実が感じ取れます。それはこのマンガを少しでも気になって本屋で手に取り、買って読んだ人にはわかることだと、私は信じています。

「あの作品はとても読んでいて辛いので読めないんです」という人もたくさん友達にいます。でも私はつづきを読んでほしいと思いました。

Twitterには「とても希望に満ち溢れた作品だ」と書きました。素直な気持ちです。『死』というストレートなものに直面した時私たちは本来の姿を現し、それは時に獣のようで化物のようなものだと思います。でもなぜでしょう、私はその姿にとても感動を覚えて「もっと見たい、読みたい」と思うんです。『人間仮免中 つづき』はそんな私を感動させ面白がらせる作品でした。