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Ruru saizeria.

変わってしまう何か変わり続ける何か

自転車。

唐突にこの間「自分は20を超えた人間なんだ」と自覚される出来事があった。
今まで私は自分の肉体と心の年齢が比例していないな、という感情があってなんだか宙ぶらりんな気持ちでいた。
私は本当に大人になったのだろうか、と。

その日は晴れた日で、私はでかけるためにバスにのった。座ろうと思っていた席の後ろに部活で使うのだろうかなと思う、なんとなく自転車を折りたたんで入れたのかなと思わせる大きな袋を置いていた。それは大きくて少し邪魔だった。男子高校生が「すいません、どかしますんで」と話したが私は少し避ければ目的の席に座れたので「別に、大丈夫だよ」と話した。

その時に私は、ああ男子高校生から私を見たらお姉さんなんだ。もう子供じゃないんだとぼんやり思った。

私の次におばあさんが乗ってきて「あら?自転車部?」と男子高校生に話かけていた。「そうなんです。」と恥ずかしげに彼は答えていた。「いいわねえ」とおばあさんが言ったが少し彼はシュンとしながら「部活は楽しいんですが、こういうバスとかに乗る時に移動が大変で周りに気を使わせるのがちょっと…」と口籠っていた。
私はその会話を聞きながら、小学生の時に電車通学をしていた時があってランドセルを周りの人にとても疎ましがられたのを思い出していた。彼もそういう思いをしてきたのだろうなと感じた。

私は小学生の頃に高校生がうんと大人に見えたし、きっと高校生からしたら私は大人に見えるのだろうと思った。

だからどうしようとかはないけど、肉体と心の一致があってなんとなく気持ちがよかったし、自覚的になれた。
でも私は他の23歳より子供っぽいと自分では思う。